本とおいしいもの巡り

本の紹介とそこに出てくるおいしいものを探して食べに行くブログです。

茶道講座(初級編)1

大好きなお茶室で、全5回の初心者向けの講座が開かれていたので参加することにしました。

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こちらは半期に1回募集されるのですが、前回申し込みをしようとしたら満席で・・・今回は早めに申し込みました。
これから、月1回×5回で一応はお茶を点てることが目標です。
当日の持ち物は白い靴下と受講料。受講料は5回分で1万円。これにはお茶室のある日本庭園の入館料(100円)も含まれています。
初めての人には優しいお値段です。
また、持っている人は懐紙と楊子、ふくさ。
懐紙と楊枝を持っていない人は先生から購入できるし、自分で買っても良いそうです。
ふくさはお借りできます。

さて、入り口で受付を済ませると早めだったのでしばらく庭園を見るなどして待ち、時間になるとお稽古をする和室に案内されます。
公開されているお茶室ではなく、その奥のお部屋でのお稽古です。
二間あるのですが、もうひとつでは煎茶の講座が行われていたようです。
時間になり、初回ということで、先生からご挨拶と全員で自己紹介。
全部で10人の受講者です。
名前は覚えきれませんでしたが、これからご一緒させていただくみなさん、よろしくお願いいたします。
ちなみに、お茶の流派は様々ですがこちらは表千家です。

まずは、和室での立ち方座り方を教えていただきます。
普段正座をしないもので、すぐに痺れが・・・先生がおっしゃるには半年も経つ頃には慣れるそうです。
ポイントは、

  • 立ち上がるときは一足立ち
  • 座るときは畳の縁から16目に膝頭が来るくらい

次に、お茶のいただきかた。
まずは助手?の方が一人一人にお茶碗を持ってきてくださり、動きを確認。

  • お茶碗を動かすときは右手で5時を持ち、あしらって3時に持ちかえる
  • 右客に「ご相伴します」左客に「お先に」正面に持ってきて「ちょうだいします」
  • 茶碗の正面を9時になるように2回動かして何度かに分けて飲み込む
  • 飲みおわったら飲み口を指でぬぐう
  • 拝見は右、左、腕を膝につけて持って見る

ここまでしたら、お茶碗をお返しして、いよいよお茶をいただきます!待ってました!←

まずはお菓子。今回は干菓子2種。
お菓子が載せられた盆は前の客が間に置かれるので、そのまま左の客に「お先に」といい、正面に持ってきてあいさつ。
懐紙をだし、輪を手前にしておく。手で奥から一つずつ干菓子をとる。
左の客との間に菓子盆を置く。

近くの老舗お茶菓子やさんのものだそうで、とても美味しかったです。
お菓子はお茶が出る前にいただいちゃいます。食べ終わったら、懐紙をたたんでひねって、本来は着物の右袖に入れます。

さて、お茶が出ると、お茶をいただきます。
一人ずつ出るので、飲むときは注目されます(笑)
先生の指示通り、なんとか飲み終えました。
道具を出したりお茶を点てたり出したりはお弟子さん3人の方がしてくださいます。

合間合間に、先生が呼び掛けて足を崩すことができるので安心です。

お茶をいただいたあとは、ふくささばきを習います。
ここでお弟子さんが3人ついてくださり、すぐにフォローしてもらえました。
最初は苦心していた受講者もなんとか形に・・・なったかな?
ふくささばきと茶杓の拭きかたまで覚えました。
来月まで忘れないように復習しなくては。

最後は、自分でお茶を点てます。
と言っても、ただシャカシャカするだけなんですが。
M字を書くイメージで切るように。
お菓子第2弾の羊羹は、黒文字のお箸でとります。
そして、楊枝で切っていただきます。
お菓子を食べたあとは、お茶とお湯の入ったお茶碗、茶筅が運ばれて点てました。
うーん、最初にいただいたものにはほど遠い…
かなりの修行が必要そうです。

これで初回の講座は終了。
いろいろとためになるお話も聞けてとても充実した楽しい時間でした!
来月も楽しみです。